座敷牢群島

日頃触れ合った様々な文化についての備忘録となっております。

「ラーメン亭一番」の冷麺@大分県別府市

 別府と言えば温泉だが、もう一つの名物に冷麺がある。盛岡冷麺朝鮮半島がルーツらしいが、別府冷麺は満州からの引揚者がルーツらしい。
 今回は「ラーメン亭一番」に訪れた。別府駅から徒歩数分のところにある店だが、観光客向けという感じはしない。日曜定休になっているあたり明らかにターゲットは地元向けなのだろう。

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 冷麺大盛り(700円)を頼みしばし待つ。注文を受けてから製麺機で麺を押し出しており、席から見ていて楽しい。10分ほどで冷麺到着。
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 スープは昆布と鰹節で取られた和風のもの。酸味は少なめであっさりとしていてよく冷えている。トッピングのキムチの酸味と牛肉チャーシューの香りが溶け込んでいて独特な風味になっている。好みは別れるかもしれないが、あっさりしていながらも旨味が強くて良い。牛肉チャーシューは4枚も乗っていてボリュームたっぷり。肉の旨味がしっかりと残った堅めの肉で食べごたえ十分。
 麺は太目でツルっとした短めのもの。盛岡冷麺ほどのコシの強さではないが、噛むとぐにっとする食感は楽しい。蕎麦粉の香りも感じられるのは作りたてならではだろうか。
 予想以上の美味しさであり、別府に来た人は是非食べてみるといいだろう。冬なので温麺(冷麺の麺で温かいスープ?)を頼んでいる人が多かったので、また来ることがあれば温麺を頼んでみたい。