座敷牢群島

日頃触れ合った様々な文化についての備忘録となっております。

第62回有馬記念予想

 気がつけばもう有馬記念の時期。なぜかホープフルSが有馬の後にあることで若干興が削がれている気はしないでもないが、多くの競馬ファンにとって本当の〆の大一番は東京大賞典、あるいは東京2歳優駿牝馬高知県知事賞だろうからそこまでの問題でもない。
 世間の大半は、キタサンブラックが有終の美を飾ることを望んでいるに違いない。サトノダイヤモンドレイデオロゴールドアクターもいない以上、キタサンブラックが明らかに有馬記念の最有力馬であることは間違いない。とはいえ、12年前に競馬を知ってからここまで穴党を名乗り続けている人間がキタサンブラックに本命を打つ訳にはいかない。根っからの3着探し人間(複勝ワイド三連複しか買わない)なのだから、キタサンブラックで一枠埋まったってかまわないわけだ。ちなみに去年の本命はデニムアンドルビーでかすりもしていない。年内はおそらく馬券を買えないので、あまり身の入った予想ではないのだがそれなりに真剣に考えた。ギリギリでPATに金を放り込んで2000円ぐらいは買うかもしれない。
 考えたあげく本命はサトノクロニクルにした。枠は絶好。ギアチェンジ性能には一抹の不安があり、キタサンブラックのペースでは勝負どころで置いて行かれそうだが上手く逆用できないか。動かすジョッキーなら早めに動いて勝ちに行くかもしれないが、それでは明らかに足りない。戸崎の周りに合わせての仕掛けで周りから遅れたのが功を奏して、ゴール前で遅刻気味の3着というのが理想形。ラビット説もあるが、だったら戸崎じゃないだろうという気がするしクラウンのためにわざわざやるのか疑問。クラウンよりはクロニクルの方が期待できると思うのだが……
 対抗には敬意を評してキタサンブラック。最後勝って綺麗に終わるのも悪くないか。気になる点があるとすれば疲労。基本的に叩き3戦目では若干状態を落とす傾向にある馬だけに全幅の信頼を起きづらい面もある。
 3番手評価にはミッキークイーン。去年は勝ち馬に交わされて苦しくなってからも直線しぶとく伸びて5着と力のあるところを見せた。今年に入っても衰えは見せていないだけに去年程度走れば馬券内もありそうだ。
 シャケトラは連下1番手に留めた。第一感での本命はこの馬。春先の中山重賞を勝ってから秋に程よく負けて人気を落として有馬に挑むというパターンは古来からよく来る。アメリカンボスエアシェイディマツリダゴッホ……しかしこれらはAJCC勝ち馬だ。当該年の日経賞馬は有馬では意外と来ない。しかも日経賞の内容は平凡。いわゆる「罠」の香りを感じてしまい、重い印は打てなかった。
 連下にはレインボーラインシュヴァルグランスワーヴリチャードヤマカツエースまで。
 
 ◎サトノクロニクル
 ○キタサンブラック
 ▲ミッキークイーン
 △シャケトラ
 △レインボーライン
 △シュヴァルグラン
 △スワーヴリチャード
 △ヤマカツエース